幻の豆 北軽井沢産『花豆』を使った「花豆パイ」 お土産にも最適◎|群馬県 JR高崎駅 パイ専門店Serendip
目次
“幻の豆”北軽井沢産 『花豆』を使った、ここでしか食べられない焼きたてパイ
いまや“幻の豆”になってしまっている北軽井沢産の高級『花豆』
現地を訪れ、生産者の山﨑さんから花豆についての栽培のこだわり・苦労などを伺い
試行錯誤の上に考案した花豆スイーツ「北軽井沢産 高原花豆パイ」
おそらく日本中でJR高崎駅のパイ専門店Serendipでしか食べることができないスイーツ
手土産の話題になること間違いなし。焼きたてをその場で買えるからこそのサクサク感や香ばしい香りを堪能していただきたい
紫花豆(むらさきはなまめ)とは?
紫花豆の正式名称は「ベニバナインゲン」
直径3㎝ほどの大きな豆で、紫と黒のまだら模様が特徴です。
日本には江戸時代にオランダから伝わりました。当時は食用ではなく、観賞用の花として広まったといわれています。鮮やかな赤い花をつけることから、「花豆」と呼ばれるようになりました。
栽培地域
花豆は栽培条件が厳しい作物です。標高が800m以上の土地でなければ実がつかず、栽培できる地域はごく限られています。国内では北海道や群馬県、長野県の高地などで栽培されています。標高1000m~1400mの高地に位置する北軽井沢。寒冷地でしか実をつけない「花豆」ですが、さらに標高の高いところでしか大粒の実が出来ません。
花豆の良し悪しは、粒が大きく、豆自体に厚みがある、紫色の鮮明なものが良いとされています。
北軽井沢産の、花豆はこくがあり大粒なのが特徴です。
北軽井沢(群馬県)の花豆
生産地としては、標高1000m以上で、霧と気温の調和のとれたところが適しています。
日本でも、一番適しており、良質な花豆が取れる産地が北軽井沢(高冷地)です。
◎紫花豆は栄養たっぷり!
鉄分や食物繊維が豊富で、体にうれしい栄養素がたくさん含まれています。主な栄養素はこちらのとおり。
【紫花豆に含まれる主な栄養素】
・ビタミンB1…脳や神経のエネルギー源になります
・ビタミンB2…肌荒れを抑えて肌を健康に保ちます
・カルシウム…骨を丈夫にし、イライラを解消します
・鉄分…貧血を予防します
・食物繊維…腸をきれいにし、便秘を解消します
・アントシアニン…目の疲れを予防します
◎ダイエット&アンチエイジング効果もあるとか!
紫花豆はその栄養価の高さから近年、テレビ番組などでも取り上げられており、某番組では、「肥満と老化を防ぐ長寿の里のお豆」として紹介されました。ドクターによると紫花豆は、「現代人に不足しがちな栄養素を合理的にとれる理想的な食材」とのこと。
紹介された主な効果がこちら↓
【ダイエット効果】
・糖質や脂質を体に吸収させずに、エネルギーに変えやすくする効果が期待できる、ビタミンB1、B2が紫花豆には豊富に含まれている。
・代表的な豆のひとつである大豆と比較すると、大豆よりも紫花豆の方がカロリーが低く、脂質は約1/8程しかない。【アンチエイジング効果】
・紫色のまだら模様には抗酸化作用のあるポリフェノールの一種、アントシアニンが含まれており、お肌の老化予防が期待出来る。
・カルシウムが豊富に含まれており、骨粗鬆症の予防に効果的。50歳以降の女性はカルシウムが不足しがちなので特におすすめ。
北軽井沢の花豆農家(山﨑さん)を訪れました
高級花豆たる所以
花豆農家の山﨑さん。忙しい選定作業の合間を縫って花豆について色々と教えてくれました!
そして、皆さんがぶっちゃけ思っている率直な質問をぶつけてしまいました。。。
「花豆ってなんでこんなに高いんですか?」
こんな失礼な質問を作られている方に聞いてしまうなんてシェフ、空気読めないですね!
ですが、山﨑さんの作業を見てお話を聞いているうちに、そんな考えは吹き飛んでしまっていました。
高級花豆が高級たる所以
1、高冷地でしか大粒の花豆は育たないということ、、
現地に行ってみてまず驚いたのは本当に山の中で栽培しているということ
ここで生活をするということだけでも私には考えられないですし、冬は雪なども大変そうです。
2、見た目以上の重労働
花豆はツルが長くのびる為、アーチ状の支柱も長く、畑に差し込む時もとても大変です。
最も大変だなと感じたのは豆の選定作業、よく乾燥させた豆を脱穀し、色味で分け、大きさで分け、
割れや傷があるかどうかで分け、A品、B品、C品などに分けていく。この作業をほとんど手作業で
やっていました。これは想像しただけでもものすごい時間と手間がかかっていることが良くわかりました。
A品として出荷できるのは、収獲した豆のうち半分以下程だともおっしゃっていました。
台風が来た時にはほとんどの豆がダメになってしまうこともあるそうです。
3、「幻の豆」…
近年、気温の上昇により、栽培が難しくなっており、生産量、収穫量共に減少傾向にあるそうで
現在では、全盛期に比べ、出荷量は4分の1以下となり、幻の豆となりつつあります。
▲支柱にぶら下がりしっかり乾燥している花豆
▲ハウスの中でもしっかりと乾燥させてから脱穀します
とても貴重な経験をさせていただきました!山﨑さんありがとうございます。
こんなにも素晴らしい食材があり、素晴らしい生産者の方々がいる
幻の豆だけど、
本当に「幻」にしてはいけないなと思いました!
シェフとしてできることは、
それはやはり花豆を美味しい料理やスイーツにしてたくさんの方に食べていただき
花豆の素晴らしさを再認識していただくことだと思います。
花豆には和菓子のイメージが強いと思いますが
洋風なスイーツ感覚もよいのではないか
色々と試行錯誤の上でたどり着いたのが『北軽井沢産 高原花豆パイ』
やわらかく煮た花豆をパイで包み、オーブンでサクサクに焼き上げます。
そして花豆と同じ群馬県産の神津ジャージー牛乳と地鶏のたまごで作る甘さ控えめなカスタードクリーム
を合わせた焼きたてのパイです。
噛むとサクサクのパイの中からものすごい存在感の花豆と、トロトロのカスタードクリームが
群馬県を全てで感じる最高のパイに仕上がりました!
さあ、是非JR高崎駅の「パイ専門店Serendip」で高原花豆パイを食べてみましょう!
■読売新聞にて「花豆パイ」が紹介されました!(2022.1.29)
花豆を洋菓子へとアレンジしスイーツとして発信する当店の取り組みをご紹介いただきました。
店舗詳細
販売場所:JR高崎駅イーサイト高崎2F「パイ専門店Serendip」
価格:花豆パイ 500円(税込)
販売期間:2022年1月8日~2022年2月28日まで(予定)
保管方法・賞味期限:常温保管 当日中にお召し上がりください
電話番号:027-329-6632
- 著者
- 北村竜佑 オーナーシェフ|野菜ソムリエ
明治大学卒→銀行員を退職後、千葉県の自然農法農家で農業インターンシップを経験、野菜ソムリエの資格を取得し、製菓の専門学校で製菓全般を学ぶ。都内のビストロ・カフェで修行したのち地元群馬県のレストランセレンディップのオーナーシェフに就任 。「群馬県の美味しいを全国に」をスローガンに地元の良質な食材を使用し、素材を活かしたスイーツを考案している。シェフが開発した群馬ファーマーズプリンはTVや雑誌・新聞・ラジオ等様々なメディアで取り上げられ、数々の賞を受賞。
《実績》
●プリンの祭典「P-1グランプリ」準グランプリ受賞 2019.10
●日本ギフト大賞【群馬賞】受賞 2021.4
●JR東日本おみやげグランプリ2020 北関東エリア【金賞受賞】
●JR東日本おみやげグランプリ2023 食品部門賞1位受賞 etc.
《メディア出演》
●TV朝日『ザワつく!金曜日』2020.12.4
●TOKYO FM 「HONDA SMILE MISSION」 2020.4.30
●TV東京『ワールドビジネスサテライト』2020.7.14
●日本TV『秘密のケンミンショー』2020.9.17 etc.